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​柏市

柏市(かしわし)は千葉県北西部の東葛地域に位置する中核市業務核都市に指定されている。人口約43万人で、県内では松戸市に次いで第5位である。商圏人口が多く繁華街は賑わう。近年では「環境未来都市」「総合特区」に選定されスマートシティの先駆けとなっている。東京都特別区部への通勤率は42.3%。

利根川を挟んで、北は茨城県取手市守谷市との境に位置し、北西は野田市との境に利根運河が流れ、東は我孫子市との境に手賀沼が広がる。市域の大半は下総台地谷津田から構成され、北端の利根川沿いの地域や、東端の手賀沼に近い地域は低地となっている。海抜が最も低い地点は手賀沼周辺低地で約5 m、最も高い地点は市南端(台地部)で約32 mである。

市中央部は東武アーバンパークライン(東武野田線)・JR常磐線、国道6号国道16号が交差する交通の要衝となっており、市北部は首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが通り、大学、研究所、産学連携施設などが置かれ、文教地区としての顔を持つ柏の葉地域が中心。商圏人口は、約252万人[1]

​地理

​歴史

柏の名の由来は不明であるが、河岸(杭の意)場に由来するという説が有力である[注釈 1]東葛地域では明治以前に栄えていたのは水運の便がある松戸流山野田などであり、現在の柏の中心市街地にあたる柏村・千代田村は水戸街道沿いにありながら宿駅ですらない寒村にすぎなかった。

大正時代の北総鉄道(現・東武野田線)開通により柏駅は交通の結節点となり、同駅を中心に市街地が形成される。1960年代より東京のベッドタウンとして人口が急増した。1970年代以降はそごう(2016年9月30日閉店)、高島屋、丸井などの百貨店をはじめ多くの商業施設が進出し、東京の衛星都市的な商業地として栄える。1980年代の前後には柏駅周辺に若者向けの商業施設が次々と開店し、東葛地域(旧東葛飾郡北部)の商業拠点となった。

2005年平成17年)には首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの開通を契機として市北部の柏の葉地域で東京大学千葉大学、産学連携施設を中心とした文教地域が形成され、郊外型ショッピングモールやマンション開発も活発化した。

  • 文明10年12月10日1479年1月2日)市内の境根原(現柏市酒井根)で境根原合戦が行われた。市域の豪族匝瑳氏が戦闘に加わった。

  • 江戸時代 利根川・江戸川の水運が栄えた江戸時代には、川沿いの集落が栄えた。現在の市域北部に位置する布施村(現・布勢)は加村河岸(現・流山市加)と結ぶ鮮魚の輸送ルートとしてにぎわった。

  • 明治時代 旧柏村は明治時代の初めに至るまで水戸街道の小金宿と我孫子宿の間に位置する、旧富勢村史に「見るも苦しき寒村」と書かれる程の村落であった。

  • 1881年明治14年) 水戸街道が国道に昇格したのに伴い駅伝取締所が設置され、ようやく宿駅としての機能を有するようになった。

  • 1889年(明治22年)10月1日 市制町村制施行に伴い、柏村は戸張村・篠籠田村・松ヶ崎村・高田村等の区域を以って千代田村を設置し、同日豊四季村とのあいだに千代田村・豊四季村組合を組織した(豊四季村は士族の開墾村であり合併せずに江戸期以来の村々と距離をおいた。)

  • 1896年(明治29年)12月25日 日本鉄道土浦線(田端〜土浦間)が開業し、柏駅が設置。

  • 1911年(明治44年)5月9日 千葉県営鉄道(柏〜野田町間)が開業。

  • 1914年大正3年)10月10日 千代田村・豊四季村組合の組合を解消し、千代田村となる。

  • 1923年(大正12年)12月27日 旧北総鉄道の柏 - 船橋間が開業、現在に至る柏駅の鉄道交通が整う。

  • 1924年(大正13年)4月10日 千葉県立東葛飾中学校(現在の千葉県立東葛飾高等学校の前身。地元有志による大正年間中頃からの誘致運動が実り東葛飾郡初の旧制中学校)開校。

  • 1926年(大正15年)9月15日 千代田村が町制を施行し柏町となる。柏駅設置後、同駅を中心に新たに市街地が形成されたことから、千代田村内の大字の一つであった「柏」が新町の名称となった。

詳細は「柏町 (千葉県)」を参照

ウィキソースに田中村、柏町、土村及び小金町を廃し東葛市を置く件総理府告示文があります。

ウィキソースに富勢村を廃し、東葛市及び我孫子町に編入する件の総理府告示文があります。

ウィキソースに市の名称変更に関する条例の東葛市条例文があります。

政令指定都市構想

1990年代以降、周辺市町との合併による政令指定都市移行を目指すべきとの議論が一部から提唱されており、2001年(平成13年)に流山市我孫子市沼南町との合併研究会を設けるも、流山市および我孫子市は相次ぎ離脱し、残る沼南町とは2003年(平成15年)に合併協議会を設置して協議を進め、2005年(平成17年)3月28日に同町を編入した。これにより人口は約38万人、面積は約115 km²に拡大、中核市に移行するための面積要件を満たすことにより、2008年(平成20年)4月1日に千葉県内では船橋市に続く中核市移行をした。なお合併直前の旧柏市の人口は333,519人、面積は72.91 km²であった。

なお現在も、柏市と野田市・我孫子市・流山市・松戸市鎌ケ谷市のいわゆる「東葛6市」での合併による政令指定都市構想があり、この6市で構成されている東葛広域行政連絡協議会が、2006年(平成18年)5月に 政令指定都市問題研究会 を設置し、2006年度(平成18年度)・2007年度(平成19年度)の2ヵ年をかけて、今後の政令指定都市の議論に役立てるため、構成市である6市の基礎データの収集や分析、広域的課題の整理などを行うとともに、政令指定都市制度の研究や東葛地域におけるシミュレーションなどの調査・研究を行ったが、同会は「合併を前提とはしていない」とした。また、2008年(平成20年)7月には、政令指定都市移行による効果や影響、意義等について、より具体的な検証を行うため、松戸市・柏市の2市による 松戸市・柏市政令指定都市研究会 を設立した。一方、船橋市や市川市でも似たような構想があり、松戸市や鎌ケ谷市ではこの方面との合併を模索する動きを見せた。4市合併による政令指定都市移行を研究する「東葛飾・葛南地域4市政令指定都市研究会」が2007年(平成19年)4月に始まり、2009年(平成21年)3月に報告書を出し、終了した。千葉県庁2000年(平成12年)に策定した市町村合併推進要綱では政令指定都市構想に全く言及しなかったが、2006年(平成18年)に策定した市町村合併構想では、枠組みこそ決めなかったが「合併による政令指定都市移行でステップアップを目指すべき地域」とした。

経済

市北部に十余二工業団地、東部に根戸工業団地、中部に柏三勢工業団地、柏機械金属工業団地があり、根戸工業団地内には伊藤ハム東京工場、イチカワ(旧・市川毛織)柏工場がある。市南部増尾地区にはニッカウヰスキー柏工場がある。

農業ではカブネギホウレンソウなどの野菜栽培が盛んで、1975年(昭和50年)頃に日本で初めて中国野菜チンゲンサイザーサイ[要出典]が栽培された。チンゲンサイは老舗中華料理店の知味斎が種を日本に持ち込み、地元農家の西川氏らと栽培法を確立した[6]

柏の葉地区には、東大柏ベンチャープラザ、東葛テクノプラザといった先端産業のためのインキュベーター施設があり、ベンチャー企業の育成が行われている。また、柏の葉キャンパスシティとして、公民学の連携で新しい都市づくりが三井不動産の主導により進められている。このユニークなプロジェクトは、2008年に千葉県、柏市、東京大学、千葉大学により発表された柏の葉国際キャンパスタウン構想で構成されている。 一つは、スマートシティ構想で、ITにより社会インフラを管理する環境型都市づくり。太陽光発電スマートグリッドを設置し、次世代環境都市を目指す。 もう一つは、公民学の連携による新たなイノベーションを生みだす国際学術研究都市の創設が目標。UDCK(柏の葉アーバンデザインセンター) をプロジェクトの中心とする実際の街を使ったフィールドテストを段階的に実施中である。

市内に本社のある主要な企業

かつては、テレビショッピングで有名だった二光(現:西友リテールサポート)も柏に本社があったが、2008年(平成20年)に東京に移転している。

市内に事業所がある主要企業

商業施設

柏駅前

かつては百貨店のそごうもあったが2016年9月30日に閉店した。

南柏駅前[編集]

  • フィールズ南柏

  • キュア・ラ

郊外[編集]

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